
Peter Rösel (p)
Helmut Branny指揮
Dresdner Kapellesolisten(ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団)
ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459
ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
2013年録音
レーベル:King Records
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
爽やかで軽快な演奏ですが、ただそれだけではなく、複雑でありながらも美しい幾何学模様をあしらったレースの織物のような繊細さ、精緻さ、清潔感が感じられる素晴らしい演奏です。
透明度の高い響きには、楽曲をとても大切に演奏している想いも感じられ、ピアノの右手と左手の対比も見事に描き分けています。
オーケストラの演奏も、小編成ならでは、或いは単にそれだけではない繊細さとアンサンブルの緻密さが響きに現れています。
正に「協奏曲」である事を感じさせるピアノ、オーケストラが一体となって楽曲を作り上げている姿が感じられる演奏だと思います。
このアルバムを皮切りにレーゼル&ドレスデン室内管はモーツァルトの協奏曲全集に取り組んでくれるようで、早くも10月には第2弾の22番&23番がリリースされるようですね。
録音 



(評価は5つ星が満点です)
SACDハイブリッド盤です。
自然な音場にはこれ以上はないと思える程の音の見通しの良さが感じられます。
ピアノの音の粒立ちも極上で、オケの響きにも明確な輪郭と豊かな響き、艶があり、低域にも柔らかながらもしっかりとした手応えを感じる事も出来ます。
その演奏スタイルにも起因するのでしょう、主張しすぎないピアノの音像ですが、しっかりと存在感はあり、オーケストラの響きとの一体感はとても素晴らしいです。
清澄な石鹸の薫りがするような、聴いていて幸せになれる録音でもあります。
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