XAntoni Wit指揮
Warsaw Philharmonic Orchestra(ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団)

ピアノ協奏曲『復活』(2007年改訂版)
Barry Douglas (p)
フルート協奏曲
Łukasz Długosz (fl)

2010年録音
レーベル:Naxos

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

最近聴き始めたペンデレツキーですが、ピアノ協奏曲、凄い楽曲ですね。
コントラバスがリズムを刻む冒頭から、全10楽章は殆ど途切れることなく演奏されますが、正にデパート的な品揃えと言える多彩さ。
フルート協奏曲なのに、比較的長いクラリネットの独奏から始まるフルート協奏曲もユニークで、こちらは5楽章構成ですが、やはり途切れ目なく演奏されます。
ピアノ協奏曲に比べると、馴染みやすい現代音楽の協奏曲との感触ですが、ピアノ協奏曲も難解ではなく、むしろスペクタキュラーさ満載の楽しい楽曲と言えます。
オケの演奏には切れがあり、ソリストもしっかりとした存在感を放ちながら、オーケストラとの『協奏』を楽しませてくれるスリリングさがあります。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

とても鮮やかな切れが感じられる録音で、特にスペキュタクラーさが高いピアノ協奏曲では、必要な場面では大迫力を訴求してくる力強さもあります。
コントラバスのゴリッとした質感もタイトに引き締まった響きです。
全体的に音の見通し感は優れており、ソリストへのフォーカス感も上々です。
ピアノ協奏曲ではややフルートなどの高域にキツサが感じられますが、CDフォーマットであることを考えれば致し方ないかも知れません。
クールな響きでオーディオを堪能できる優れた録音だと思います。

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