
Hans Stadkmair指揮
Bamberger Symphoniker(バンベルク交響楽団)
交響曲 第 7番 変ロ短調『アルプスにて』作品201 2001年録音
管弦楽のための『シャコンヌ』 2002年録音
夕べの狂詩曲 作品163b 2002年録音
レーベル:Tudor
シュタードルマイアー&バンベルク響によるスイスの作曲家、ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(Joseph Joachim Raff, 1822-1882)の交響曲全集のDisk7です。(全集は9枚組Box)
Disk1 交響曲 第 1番 ニ長調 作品96『祖国に寄せて』
Disk2 交響曲 第 2番 / 組曲『チューリンゲンにて』
Disk3 交響曲 第 3番 / イタリア組曲
Disk4 交響曲 第 4番 ト短調 作品167 他
Disk5 交響曲 第 5番 / 組曲 第 1番
Disk6 交響曲 第 6番 / 組曲 第 2番『ハンガリーにて』もご参照ください。
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
『アルプスにて』と題された第7交響曲、第2楽章、第4楽章などはキャッチーな側面もあり、かなり親しめる印象です。
そこで感じられるのは、明瞭な稜線が凜々しく感じられるアルプスではなく、雄大さを感じさせながらも懐の深さ、広さに優しさを湛えたアルプスです。
そんなところがラフの持ち味なんでしょうね。
バッハの有名な無伴奏バイオリンのためのシャコンヌを管弦楽にアレンジした『シャコンヌ』ですが、余りバッハ、或いはバロック音楽が原曲だと言うことを感じさせません。
壮大だけれども、厳しさは低く、こんなシャコンヌもあるんだなぁと思いました。
そして『夕べの狂詩曲 』は、今まで聴いてきたラフの楽曲の中では、かなり甘美さに振ったロマン派様相が印象的ですが、それでも変に耽美的でないところが、やはりラフですね。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
録音年は楽曲により異なりますが、印象に相違はなく、今まで聴いてきた通りの厚味のある柔和な響きが心地よくもあります。
音の見通し感は優れている方ではなく、音の輪郭にも丸みを感じますので、実際の録音年よりも古さを感じさせる録音ですが、木質系の穏やかさが支配的で、人肌の暖かさが感じられるのがこのチクルスの録音の素晴らしい特徴だと思います。
奥行き感や左右への広がりも今一歩ではありますが、それでも何故か不満なく聴いていられる録音で、弱奏時に繊細さも素晴らしいと思います。
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