Cristian Mandeal指揮
Orchestra simfonică a Filarmonicii din Cluj-Napoca
(クルジュ=ナポカ・フィルハーモニー管弦楽団)

1984年録音
レーベル:Electrecord

1946年生まれのルーマニアの指揮者、クリスチャン・マンデアルによるブルックナー交響曲全集のDisk3です。(全集は10枚組ボックス)
Disk1 交響曲 第 1番 ハ短調
Disk2 交響曲 第 2番 ハ短調もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

既に消化聴取の気分だったマンデアルの全集ですが、この第3番は中々聴き応えがあります。
とても静かに始まる序章がまず印象的ですし、迷いのない大胆なアゴーギク(テンポやリズムを意図的に変化させることで行う、音楽上の表現)は、とても効果的だと思います。
相変わらず、オーケストラの音色そのものには美しさは低いのですが、楽曲をぞんざいに扱っているように感じられる場面もありません。
トゥッティでの強奏時には、やはり金属質の刺々しさを感じますし、スケルツォでの乱暴さは頂けませんが、それらを差し引くと、かなりの演奏に思えます。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

録音にも今までの1~2番とは異なる感触があり、まずデープヒスノイズを感じません。
響きが金属質なのは、元々のオーケストラの音色に拠るものかも知れませんが、それでも木質系の場の雰囲気も感じにくくはあります。
とは言え、定位は明瞭で、混濁感も低い録音で、音圧レベルも1~2番ほど高くなく、一般的なレベルと感じられます。

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