
Angela Hewitt (p)
Hannu Lintu指揮
Orchestra Da Camera Di Mantova(マントヴァ室内管弦楽団)
ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453
ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
2011年録音
レーベル:Hyperion
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
午前の爽やかな風に揺れる白いレースのカーテン...。
余りにも美しいヒューイットの音楽を聴くと、いつも私はそんな情景を思い浮かべます。
ヒューイットと言えばファツィオリの弾き手というイメージもありますが、彼女のピアノの音色がこの上なく美しいのは、何もファツィオリだからだというだけではないと思います。
繊細華麗、上品な優しさが感じられる演奏には、モーツァルトの深くて哀しい微笑みはないかも知れませんし、美しすぎるような気もします。
それでもここまで美しさを極められると、脱帽です。
決してリリースが少ないとは言えないヒューイットですが、あれこれと手を出すので、ツィクルスを完成させる気があるのかないのか分からないですね。
モーツァルトの協奏曲にしても、2011年9月以来の2枚目ですし、ベートーヴェンのソナタに至っては、2010年6月のリリース以来止まったままです...。
録音 



(評価は5つ星が満点です)
オーケストラの序奏が始まった途端、部屋の空気が上質なものへと変化したかのような印象さえ受ける鮮やかな録音です。
音の粒立ち、見通し感は抜群で、ヒューイットのピアノへのフォーカスも素晴らしいです。
全体的に華やいだ雰囲気を満喫できる音の輪郭の明瞭さが際立っています。
透明度の高い録音には、「コンチェルト」と呼ぶに相応しい流麗さがあります。
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