The Age Of Passions

パリ四重奏曲 第 1番 ニ長調 TWV.43-D3 2010年録音
パリ四重奏曲 第 2番 イ短調 TWV.43-a2 2011年録音
パリ四重奏曲 第 3番 ト長調 TWV.43-G4 2011年録音

レーベル:Deutsche Harmonia Mundi

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ又はチェロに通奏低音としてのチェンバロという構成の四重奏曲、純然たるバロック音楽ですが、バッハのような教会寄りの雰囲気ではなく、庶民寄りの雰囲気があり、特に第3番などには民族的なリズム、旋律を感じたりもします。
演奏も『Passions』と言う名からはあまり想像のできない暖かみのあるもので、MMVの解説にある『気の合う仲間たち』という表現がぴったりの感触です。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

演奏されている楽器が少なければ少ないほど、とても鮮やかで美しい響きを感じる録音で、特にヴァイオリンとトラヴェルソでの二重奏の場面では、この上ない至福の音響的な愉悦を得られます。
全合奏になると、やや音の交差が見通し感を阻害する印象がありますが、それでも主旋律を奏でる楽器にはフォーカスがあっており、高度な録音だと感じます。
残響にも波動を感じる実在感が備わっており、音圧レベルも高めなのですが、決して暑苦しくはならない好録音だと思います。

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