
Nicholas Milton指揮
Innviertler Symphonie Orchestra(インフィアテル交響楽団)
1890年稿
2012年録音
レーベル:Avi Music
オーストラリアの若手指揮者、ニコラス・ミルトンとインフィアテル響の2枚組CDのDisk1です。
Disk1 Mozart - クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 もご参照下さい。
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
全く聴いたことのないインフィアテル交響楽団、ISOを略されるみたいですが、オーストリアの若手演奏家を中心に、スイス、オーストラリア、台湾、ポーランド、イタリアなどの学生などにより構成されているようです。
とても素晴らしい演奏で、金管群の咆哮の鳴りっぷりは立派ですがうるささを感じさせる事はなく、弦にも木管にも、繊細な指使い、息遣いが感じられます、
何より素晴らしいのは、そのアンサンブルの緻密さで、壮大な第8交響曲を作り上げることに対しての真摯な姿勢が演奏者全体に感じられるところです。
ニコラス・ミルトンの指揮も、分析的な或いは解剖学的な感触を全く感じさせないのに、ブルックナーの交響曲の中では複雑だと思えるこの第8番を分かり易く展開してくれています。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
音の見通し感にはやや優れないものがありますが、それ以外はかなり素晴らしいと思える録音です。
左右への広がりはとてもワイドで、編成の大きさを感じさせる迫力も十分です。
奥行き感も上方向への伸びやかさにも不満はなく、音の輪郭もしっかりしています。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)