Matthias Schorn (cl)
Nicholas Milton指揮
Innviertler Symphonie Orchestra(インフィアテル交響楽団)

2012年録音
レーベル:Avi Music

オーストラリアの若手指揮者、ニコラス・ミルトンとインフィアテル響の2枚組CDのDisk1です。
Disk2はブルックナーの交響曲第8番です。

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

クラリネットを演奏するのは1982年生まれのウィーン国立歌劇場管の若き首席クラリネット奏者マティアス・ショルンですが、とても素晴らしい音色です。
モーツァルトを品良く、そして爽やかで軽快に演奏するショルンを盛り立てるオーケストラも素晴らしく、一聴したところ、何の変哲もない演奏に思えますが、主役のショルンのサポートに徹しており、優しい眼差しで、実力十分の若きソリストを包み込むような姿勢が感じられます。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

オーケストラの編成はそれなりに小ささそうですが、それが音の響きの薄さに結びつかない録音で、左右への広がりも綺麗です。
クラリネットへのフォーカスはこの上なく絶妙で、オケとの対話も、或いはソロとしての存在感も両立しているものだと思います。
音の見通しにも優れ、仄かな温度感も良好です。
滑らかで静寂な音場には、音楽を楽しむ奏者の息吹が感じられます。

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