
Jukka-Pekka Saraste指揮
Lahti Symphony Orchestra(ラハティ交響楽団)
交響曲 第 4番 (1976)
交響曲 第 5番 (1980-82)
2008年録音
レーベル:BIS
演奏



(評価は5つ星が満点です)似た雰囲気を持つ2つの交響曲は、共に単一楽章で、第4番は25分強、第5番は41分強の楽曲です。
共に共通するのは、「構成感がない」事ですが、独特の漂う雰囲気が心地よいです。
険しい岩肌の渓谷にこだまする響きを連想させる第4番、暗く立ちこめた雲の下、干潟にまばらに佇む水鳥をイメージさせる第5番、共に真冬ではないのですが、晩秋の肌寒さを感じます。
本質的には違うのでしょうが、ミニマル・ミュージックの展開のようにも感じられ、本来はそのような音楽は私は聴いていて退屈するのですが、決して短いとは言えない単一楽章の40分を越える楽曲でも、ゆったりと聴いていられるのが不思議だったりします。
でもコンサートで演奏されたら、間違いなく眠り込んでしまいそうです。
録音



(評価は5つ星が満点です)残響成分が多く、クールですがとても潤っている印象のある音響再現です。
特にその残響の美しさが、こだまを思わせる弦や金管の響きが印象的な第4交響曲では見事な音響的な効果ともなっています。
定位は良く、滑らかさも十分で、第4交響曲ではコントラバスの低音の響きにも力強さが感じられますが、ややタイトさは甘いかも知れません。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)