
Fabrizio Chiovetta (p)
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
楽興の時 作品94 D.780
2011年録音
レーベル:Claves
演奏




(評価は5つ星が満点です)繊細で優しく、そしてとても美しいピアノです。
透き通るような肌の、そしてその歳に似合わぬ哀しみを抱いた美少女の佇む様子をイメージさせる演奏ですが、その哀しみを受け入れたが故の包容力も感じます。
ファブリツィオ・シオヴェッタは1976年ジュネーヴ生まれの男性ピアニストですが、とてもしなやかで柔らかなタッチです。
心にすぅっと入って来るような繊細で美しい弱奏の響きなのですが、それは迷いのない柔らかさのみが為し得る美しい演奏だと思います。
録音




(評価は5つ星が満点です)漆黒の静寂に浮かび上がる透明度の高い粒立ちの良いピアノの音色がとても美しいです。
上方向への伸びやかさも十分で、場面的には少ないですが、強奏時にも響きはすっきりしていて混濁感は皆無です。
音場はステレオラックの幅程度に現れますが、響きは左右に綺麗に拡散する印象です。
これまた場面的には少ないので、一聴したところは感じないかも知れませんが、低音にもしっかりした手応えを感じられる録音です。
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