Gennady Rozhdestvensky指揮
USSR Ministry of Culture Symphony Orchestra(ソ連国立文化省交響楽団)
Male Chorus of State Academic Russian Chorus(アカデミー・ロシア共和国男性合唱団)
Anatoli Safiulin (Bs)

1985年録音
レーベル:Venezia

ロジェストヴェンスキーによるショスタコーヴィチ交響曲全集、管弦楽曲集のDisk14です。
(全集は16枚組box)
Disk1 スケルツォ 第1番 / 主題と変奏 / クリローフの2つの寓話 他
Disk2 組曲 「ひとり」 / 「黄金の丘」 / 「ハムレット」 他
Disk3 24の前奏曲 作品34より 8つの前奏曲 他
Disk4 ローリー、バーンズ、シェイクスピアの詩による6つのロマンス 他
Disk5 ロマンス 「春よ、春よ」/ 管弦楽のための6つの編曲 他
Disk6 交響曲 第 1番 / 第12番
Disk7 交響曲 第 2番 / 第10番
Disk8 交響曲 第 3番 / 第15番
Disk9 交響曲 第 4番 ハ短調 作品43
Disk10 交響曲 第5番 / 第6番
Disk11 交響曲 第 7番 ハ長調 「レニングラード」 作品60
Disk12 交響曲 第 8番 ハ短調 作品65
Disk13 交響曲 第11番 ト短調 「1905年」 作品103
もご参照ください。

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

私のイメージするロジェストヴェンスキーは、やはり穏やかな方です。
しかし打楽器の打撃や、強奏時のアタックが極めて強く、そのような場面では、一聴したところどんちゃん騒ぎにも思えるのですが、例えばこのバビ・ヤールの最終楽章冒頭、或いは最終盤での爽やかささえ感じられる穏やかな雰囲気は、他の指揮者では聴けないものではないかと思います。
全体的にエンターテイメント性の高い演奏で、メリハリがやや極端にさえ思える場面もありますが、とてもスペキュタクラーに楽曲を楽しませてくれ、その解釈はユニークと言っても良いのですが、私には面白いです。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

スペキュタクラーな演奏を十分楽しませる音響で、音の立ち上がりや切れはすこぶる良好です。
低音の波動など、実際に久々に部屋の一部が共振する場面もあり、なかなかストレートに凄い物を感じますが、低域にタイトさはやや足りません。
定位も明瞭で、音の輪郭もしっかりしていますが、やはり個々の楽器の響きに孤立したものを感じ、例えば金管の咆哮などにも「別録り」したのではないかと疑わせるような独立した響きを感じたりはします。
精細ですが、やや分析的な印象を受ける録音です。それでも音響的にはかなり楽しめます。

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