Gennady Rozhdestvensky指揮
USSR Ministry of Culture Symphony Orchestra(ソ連国立文化省交響楽団)

1983年録音
レーベル:Venezia

ロジェストヴェンスキーによるショスタコーヴィチ交響曲全集、管弦楽曲集のDisk12です。
(全集は16枚組box)
Disk1 スケルツォ 第1番 / 主題と変奏 / クリローフの2つの寓話 他
Disk2 組曲 「ひとり」 / 「黄金の丘」 / 「ハムレット」 他
Disk3 24の前奏曲 作品34より 8つの前奏曲 他
Disk4 ローリー、バーンズ、シェイクスピアの詩による6つのロマンス 他
Disk5 ロマンス 「春よ、春よ」/ 管弦楽のための6つの編曲 他
Disk6 交響曲 第 1番 / 第12番
Disk7 交響曲 第 2番 / 第10番
Disk8 交響曲 第 3番 / 第15番
Disk9 交響曲 第 4番 ハ短調 作品43
Disk10 交響曲 第5番 / 第6番
Disk11 交響曲 第 7番 ハ長調 「レニングラード」 作品60
もご参照ください。

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ロジェストヴェンスキーのショスタコーヴィチには、穏やかさを感じる側面があったのですが、ここで聴く第8交響曲は高い緊張感、引き締まったアンサンブル、そして一致乱れぬタイミングで織りなされる素晴らしい物です。
押し出し感も高いのですが、必要なミステリアスさ、或いはデモーニッシュさをも備えた演奏には、奏者の技量の高さも感じられます。
やや打楽器群の演奏に乱暴さを感じなくはないのですが、それとて考え抜かれての演奏ではないかと思わせる完成度だと思います。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

管楽器、打楽器の鮮やかさと定位の明確さは特筆できるレベルかも知れません。
左右への広がりもあり、迫力にも申し分のない録音です。
残響が各楽器に明瞭に感じられるのですが、それらが交差する様相が低いのが、今まで聴いてきたこの全集の特徴と一致し、マルチマイクで個々の収録音に残響を機械的に付加しているような印象を受けます。
響きそのものがやや金属的ですが、切れを感じられる録音です。

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