Royal String Quartet

Penderecki - 弦楽四重奏曲 第 1番
Penderecki - 弦楽四重奏曲 第 2番
Penderecki - 弦楽四重奏曲 第 3番 「書かれなかった日記のページ」
Lutosławski - 弦楽四重奏曲

2012年録音
レーベル:Hyperion

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

1933年生まれでご存命のポーランドの作曲家ペンデレツキ、私は初めて聴きましたが、最初にペンデレツキを聴くには選曲が悪かったかも知れません。
複雑なリズムを楽器のボディーや時には弦を叩いての表現で始まる弦楽四重奏曲第1番、音のスライドを特徴的に用いる第2番、ともに単一楽章の7~8分の楽曲ですが、これを音楽と呼ぶのかと、いつも前衛的な作品を聴くと感じるのですが、私には余り楽しめません。
着想は面白いのかも知れませんが、やはり実験的な挑戦の側面を感じる楽曲です。
第3番になると、旋律も現れますが、それでも私にはかなり前衛的で、聴いていて楽しいとかはない印象です。
Wikiに拠れば、「創作の頂点とされる「ルカ受難曲」やオペラ「ルダンの悪魔」を書き上げた後は新ロマン主義へ傾倒し、作風を古典的なものへ回帰させていった。新ロマン主義へ傾倒してからは、まずショスタコーヴィチの影響を受けたと語っている。」とありますので、私はもっと最近作曲された楽曲を聴くべきなのかも知れません。

このアルバムを購入した理由は、ルトスワフスキの弦楽四重奏曲が収録されていたからですが、これも前衛さが全面的な楽曲に感じます。
ペンデレツキの楽曲と比べると、旋律やリズムも掴み易くはありますが、これまた楽しめると言ったレベルに感じられるほど、私はまだ現代音楽を理解はしていない様です。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

現代音楽の録音には、素晴らしい物が多いような気がします。
明晰と言って良い定位ですが、響きの交差感はしっかりあり、ピツィカートの余韻が波のように広がるのが視覚的に捉えられるかのような美しさ。
完璧と言える静寂を背景に、各楽器の存在感も、例えばチェロなどはその弦のテンションさえ感じられるかの如き実在性があります。
左右への広がりもあり、完全な静寂が支配していますので、どこかの音響の良いスタジオで、私一人のためだけに眼前で演奏して貰っているかのようです。

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