
Petr Maceček (vn), Petr Prause (vc), Yakov Kasman (p)
ピアノ三重奏曲 第 1番 ハ短調 作品8
ピアノ三重奏曲 第 2番 ホ短調 作品67
2006年録音
レーベル:Phaia Music
ヤコフ・カスマンのピアノを中心に、弦楽のためのソナタとピアノ三重奏曲を収録した2枚組みCDのDisk2です。
Disk1 Shostakovich - ヴァイオリン・ソナタ / ヴィオラ・ソナタ
もご参照ください。
演奏


(評価は5つ星が満点です)今更気がついたのですが、この2枚組みのアルバムは、録音された当時のターリヒ四重奏団のメンバーとヤコフ・カスマンとで演奏されていたんですね。(とは言え、ターリヒ四重奏団の演奏そのものは聴いたことがありません)
ヴァイオリン・ソナタは第1ヴァイオリン奏者のJan Talichでしたが、ピアノ三重奏曲は第2ヴァイオリン奏者のPetr Macečekがヴァイオリンを務めています。
やや金属質なその音色には、少し聴き心地が悪いところもあるように私には思えますし、音程も完璧とは言えない面もあるように感じます。
チェロのPetr Prauseの音色に関しては、決して聴き心地が悪いとは言いませんが、木質系の朗々とした響きとも少し異なります。
ショスタコーヴィチの楽曲だとしても、私はもう少し木質系の深みがあったほうが楽しめると思います。
ピアノのカスマン以外は全てチェコ人ですが、アンサンブルそのものに綻びなどは皆無で、ベテランならではの安堵感のある演奏です。
しかし、ほぼインテンポで進められる展開には、躍動感も今一歩と感じられ、少し残念に思ったりもします。
録音



(評価は5つ星が満点です)とても精細な録音で、ヴァイオリン、或いはチェロのピツィカートなど、弦を弾く指の動きが見えるかのような音響再現です。
定位はとてもしっかりしていますが、音の交差感はやや低いかも知れません。
奥行き感にも優れ、ピアノの音色にもしっかりとした音の粒立ちを感じる録音ですが、潤い感や温度感は高くはないように感じます。
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