
Philippe Herreweghe指揮
Marlis Petersen (S), Gerhild Romberger (C-T),
Benjamin Hulett (T), David Wilson-Johnson (Bs)
Collegium Vocale Ghent(コレギウム・ヴォカーレ・ヘント)
Orchestre des Champs-Élysées(シャンゼリゼ管弦楽団)
2011年録音
レーベル:Phi
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
壮大でドラマティック、そしてとてもシンフォニックなミサ曲、ベートーヴェンのミサ・ソレムニスですが、ヘレヴェッヘが振ると、敬虔さの持つ美しさを根底に内包した展開に聴こえます。
歌唱陣に関して、ソリスト、そして合唱陣ともに力強くも誇張のない表現が素晴らしく、個人的にはアルトがカウンター・テナーなのがやはり気になる(ちょっと肉感が高い)のですが、清澄さはそこはかとなく感じます。
オケは古楽器を使用しているとの事ですが、楽曲のドラマティックさを意識してか、やや力みと思える金管の咆哮などが残念に感じたり、コントラバスの低域の量感が少し高くて、全体のバランスを僅かに損ねているようには思えます。
しかし全体的に聴き応え十分でありながら、単にドラマティックさを訴求した演奏には終わらず、流石はヘレヴェッヘと感じる演奏です。
ヘレヴェッヘとコレギウム・ヴォカーレ・ヘント&シャンゼリゼ管は今年来日してくれますね。
兵庫県立芸術文化センターにも6月6日に公演があり、モーツァルトの「ジュピター」と「レクイエム」と言う黄金プログラムです!
チケットも購入して、今から楽しみにしているコンサートです♪
録音 

(評価は5つ星が満点です)
決して悪い録音ではないのですが、音場がやや平面的なので、強奏時のトゥッティでは僅かな混濁感と手狭さを感じます。
定位はよく、宗教曲に欲しい上方向への伸びやかさもありますが、左右への広がりは並程度です。
温度感は高く、その意味では生き生きとした躍動感は伝わってきます。
ただ、古楽器ならではの響きが余り伝わってっこないのは残念な気がします。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)