
2013年 1月20日(日)
開場14:15 開演15:00
兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
佐渡 裕 指揮
Ibert - ディヴェルティメント
Ibert - フルート協奏曲 新村 理々愛 (fl)
Fauré - 組曲 「ペレアスとメリザンド」 作品80
Roussel - バレエ音楽 「バッカスとアリアーヌ」 作品43 第2組曲
佐渡さんの指揮する今回のPAC定演はフランスもののプログラム。
日頃、余りフランスものを聴かない私ですので、プログラム的にはかなり新鮮でした。
フランスものだけに、客演者もパリ管のコンサート・マスターを筆頭に、トランペット、チューバもパリ管の主席、ホルンにはパリ国立歌劇場管弦楽団の主席を呼んでいるという豪華さでした。(プログラムによると、その他にも国内外から5人の主席クラスの客演者がいたようです)
まずは室内楽編成のディヴェルティメント、フランスでも演奏されることは珍しいそうで、私も勿論初めて聴きましたが、快活でメンデルスゾーンの結婚行進曲のパロディなども含まれた躍動感の中に、「エスプリ」がちりばめられた楽曲でした。
メンバーは主に客演の方々を中心に編成されていたようで、その技術は確かだと感じましたが、残念ながらアンサンブルに切れがないというか、少しまとまり様は今一歩だったかも知れません。
PACのメンバーではないかと思いますが、自身の出番じゃないからと言って本番進行中に練習音が舞台裏から聴こえて来たあたりも残念でした。
ソリストに新村さんを迎えたイベールのフルート協奏曲、演奏前から佐渡さんは新村さんをベタ褒めでしたが、圧巻のテクニックと言って良い彼女の演奏、カデンツァでの悠々とした深い調べも素晴らしく、確かに弱冠18歳とは思えぬレベルで、今後も世界的に活躍するんだろうなと思います。
アンコールには「熊蜂の飛行」を演奏してくれましたが、これまた超絶技巧の連続でした。
少し技巧の披露が過ぎるかなとも思ったりもしましたが、まだお若いですからね。
その若さを存分に発揮し、マイケル・ジャクソンのJAMをバックにブレイクダンスも披露してくれましたが、ムーン・ウォークなどもとても素晴らしいかったですし、聴衆はとても楽しんでいました。(ダンス後の拍手が一番大きく盛り上がったかも。)
フォーレの「ペレアスとメリザンド」はしっとりと、フランスものならではの優雅さを優しい美しさで包み込むような演奏でした。
ルーセルの「バッカスとアリアーヌ」第2組曲では、打楽器陣も大活躍でしたし、兎に角、金管群は客演者の力量もあってか、とても良く鳴っていたのが印象的でしたし、木管群も、そして弦楽陣も素晴らしい演奏だったと思います。
比較的短い、そしてフランスものでもちょっとテイストの異なる楽曲を並べるという楽しいプログラムでした。
ただ、ちょっと客演者の活躍が目立ちすぎていて、上手いんだけどPACオケならではの好ましい一体感は低かったかもしれません。