
Gennady Rozhdestvensky指揮
USSR Ministry of Culture Symphony Orchestra(ソ連文科省交響楽団)
スケルツォ 第 1番 嬰ヘ短調 作品1 1982年録音
主題と変奏 変ロ長調 作品3 1982年録音
クリローフの2つの寓話 作品4 1979年録音
Galina Boskova (S), USSR Symphony Orchestra(ソ連国立交響楽団)
Moscow Philharmonic Orchestra(モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団)
Chamber Choir of Moscow Conservatory(モスクワ音楽院室内合唱団)
スケルツォ 第 2番 変ホ長調 作品7 1982年録音
喜劇 「南京虫」 のための音楽 作品19 1985年録音
日本の詩人の詞による6つのロマンス 作品21 1982年録音
Alexei Masslennikov (T)
レーベル:Venezia
ロジェストヴェンスキーによりショスタコーヴィチ交響曲全集、管弦楽曲集のDisk1です。
(全集は16枚組box)
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
買ってはいけないと思いつつ、ロジェストヴェンスキーの演奏は、奥方のポストニコワのチャイコフスキー・ピアノ作品全集でのピアノ演奏しか持っていなかったのと、最近ショスタコーヴィチの新譜のリリースが少ないのもあって、ミャスコフスキーの交響曲全集でも聞くのに苦労している(?)というのに、ボックスセットを買ってしまいました。
しかし、管弦楽曲(2つの寓話と6つのロマンスは声楽曲と言うべきですね)でも聴いたことのない楽曲も多く、決して無駄な買い物ではないばかりか、演奏はとても素晴らしいと思います。
作品番号の若い、ショスタコーヴィチにまだシニカルな暗さが現れる前の作品には、若い作曲家の意気揚々とした才能の萌芽が感じられ、ロジェストヴェンスキーのために組織したソヴィエト文科省交響楽団の演奏もとても立派だと思います。
楽曲によりオーケストラが異なり、2つの寓話では第1曲と第2曲とのオーケストラが違うという大胆さですが、違和感もなく素晴らしい仕上がりだと思います。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
とても鮮やかな響きが印象的な録音には、時代を感じさせる少しメタルな質感があったりはしますが、音の輪郭の明瞭さがとても高いです。
歌唱やソロ的に現れるピアノ、フルートなどへのフォーカスが、やや不自然に良すぎて量感的にも音像が大きく再現されているようにも感じますが、きっとこの時代の特徴なのかも知れません。
奥行き感も上々ですが、強奏時のトゥッティでは、やや音場に手狭さを感じますが、混濁感はなく、音響的にも楽しめる録音だと思います。
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