Jos Van Beest (p)
Evert J. Woud (b)
Rolf Breemer (ds)

大阪の「なんばパークス」に『澤野工房』のお店があります。
ジャスに詳しいわけでは全くありませんが、ごく偶に立ち寄っては雰囲気だけでジャズのアルバムを買ったりするのですが、このアルバムも偶々購入しました。
1993年録音のリリースは2000年と、決して最近のアルバムではないのですが、『究極のロマンティシズム! ジャズ・ピアノ・グルメに最上のディナーをかつてこれほど豊潤なピアノ・トリオがあっただろうか?甘美にして清澄、時には深遠・・・溜息をつかずしてこのCDを聴き通すこと、あなたにはできますか?』なんてキャッチ・コピーを見て購入と言う単純な私です。(笑)

かなりオーソドックスなジャズ・ピアノ・トリオといった感じで、熱気も感じられますが、それは青白い炎が静かに揺らめくかのような熱気です。
私には「甘美にして清澄、時には深遠」とまでは感じられませんが、お洒落なジャズ・バーで掛かっていそうなアルバムですね。

録音に関して言えば、音場はかなり右に偏っているように聴こえますが、機器の調子のせいでしょうか、バランス調整で左を6dbも上げて、やっとまともと言った感じでした。
また、ピアノの響きにはアコースティックさが希薄で、とくに強奏時には電子ピアノではないのかと思えるほどの人工的な響きに感じられ、ベースも量感たっぷりなのですが、共に楽器のボディを感じられなかったりします。
それは意図しての録音かも知れませんし、YouTubeで2~3動画を見た限りでは、アコースティック・ピアノを弾いていました。

澤野工房さんはきっと丁寧でこだわりのあるアルバムを制作されているのでしょうが、オーディオを楽しむにも、少し私には傾向性が違うかな...。