Valery Gergiev指揮
Mariinsky Orchestra(マリインスキー歌劇場管弦楽団)

2012年録音
レーベル:Mariinsky

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

やや遅めのテンポ設定で、総演奏時間は1時間22分強と言う長さです。
しかしながら演奏は、どことなくタッチが柔らかく、滑らかな印象を受けるものです。
繊細さも細心の配慮も宿されたその演奏は、一風変わった解釈にも思える「レニングラード」を、訴えかけの高いものとしていると思えます。
しかしながら、やはり若干、冗長さを感じさせてしまう側面はあり、やや大作風に仕上げ過ぎたようにも感じます。
ゲルギエフの鼻歌交じりの唸り声がやや耳に付いたりはします。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

SACDハイブリッド盤の実力を伺わせる録音で、とても精細で緻密な印象を受けます。
特に第1楽章での打楽器陣の活躍は目覚しい音響的な素晴らしさがあり、音数の多さが音場を手狭に感じさせることもなく、鮮やかさと楽器の質感を伝えてくる実在感の高さがあります。
音の見通しの良さも、弦楽陣の艶やかさも良好で、ダイナミックレンジの広さも訴求してくる録音だと思います。

(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトにリンクしています)