Elizabeth Wallfisch (vn)
The Wallfisch Band (ウォルフィッシュ・バンド)

ヴァイオリン協奏曲 ト長調 TWV 51:G5
ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 TWV 51:B2
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 TWV 51:F3
ヴァイオリン協奏曲 イ長調 TWV 51:A3
ヴァイオリン協奏曲 嬰ヘ短調 TWV 51:fis1
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e4
4つのヴァイオリンのための協奏曲イ長調 TWV 54:A1

2010年録音
レーベル:cpo

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

このアルバムでソロと指揮を務めるヴァイオリニスト、エリザベス・ウォルフィッシュは1952年生まれのオーストラリア人なんですね。
大変恥ずかしい事なのかもしれませんが、私は今までテレマンをちゃんと聴いた事がなく、CDでは初めて聴いています。
2009年録音のフライブルグ・バロック管によるターフェル・ムジークは発売時に買ってはいるのですが、未だに聴いていないと言う...。(恥)
全くの勉強不足ですが、Wikiによるとテレマンはクラシック音楽作曲家としては最も多くの楽曲を作曲したとしてギネス認定されているらしく、失われたもの、未発見のものを含め、少なくとも4000曲以上を作曲しているとか...。
ここに収められた協奏曲は全て4楽章構成で、緩急緩急と規則正しく並びます。
最も短い楽章は50秒弱、長くても4分に満たないものですが、その短さに拙さを感じさせない音楽、演奏だと思います。
華やかさはバロック音楽らしく備えていますが、華美に過ぎず清楚な落ち着き感もあります。
このアルバムはcpoがリリースしているテレマンのヴァイオリン協奏曲全集のvol.5になりますが、聴発売のvol.1~4もぜひ聴きたいと思います。
ウォルフィッシュ・バンドは小編成のオケのようで、このアルバムでの編成は、ヴァイオリン6、ビオラ2(二人とも日本人のようです)、チェロ2、コントラバス1とチェンバロですが、とても素晴らしいアンサンブルで、響きに物足りなさもありません。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

編成なりの音場再現ですが、響きの豊かさを感じられる録音です。
ソリストへのフォーカス感は余り高くはないのですが、それは狙っての事だと思われ、バロックの協奏曲の雰囲気をとても上手く表現していると思います。
躍動感を感じさせる音の立ち上がりや輪郭の明瞭さを備えていますが、鋭敏に過ぎる事はなく、落ち着いて聴いていられる心地よさがあります。

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