
Edward Gardner指揮
BBC Symphony Orchestra(BBC交響楽団
小組曲
チェロ協奏曲
グラーヴェ (チェロと弦楽オーケストラ版)
Paul Watkins (vc)
交響曲 第 2番
2011年録音
レーベル:Chandos
演奏



(評価は5つ星が満点です)小組曲は4部構成の10分半ほどの短い楽曲ですが、ルストワフスキの程よい前衛さを楽しめる楽曲で、リズミカルな側面も持っています。
チェロ協奏曲も4楽章構成ですが、楽章間で途切れることなく演奏されるので、24分の多彩さを感じさせる単一楽章の協奏曲に聴こえます。
4分強の第1楽章はチェロ独奏で、その後には現代音楽らしく打楽器や、打楽器のように用いられるピアノなども登場する、これまた適度に前衛的な現代音楽の様相です。
グラーヴェもそうですが、1970年生まれの指揮者でもあるチェリスト、ポール・ワトキンス(イギリス/ウェールズ出身)のチェロが素晴らしく、そう言えば彼の弾くマルチヌーのチェロ・ソナタも持っていましたが、その時の印象はあまり芳しくはなかったのですが...。
さて、メインと言って良い交響曲第2番...。
2楽章構成の30分弱の楽曲ですが、私にとってはかなり前衛的で理解できない楽曲です。
そんなに長い楽曲ではないのですが、かなり長く感じられ、実験的な楽曲のようにも思えるのですがどうなんでしょう...。
演奏はどの楽曲も素晴らしく、現代音楽を楽しませる都会的で洗練された、それでありながらも全体のアンサンブルの上質さを感じさせるものですが、まだまだ私は、ルトスワフスキの最も前衛的な側面を見せる楽曲を理解出来るほど馴染んではいなようです。
録音




(評価は5つ星が満点です)SACDハイブリッド盤です。
フォーマットの素晴らしさを再確認させてくれるかのような素晴らしい録音には、潤いに満ちた静寂感と上質の音の粒立ち、そして切れや立ち上がりの鮮烈さがあります。
定位もとても良いのですが、音場に不自然さはなく、すっきりとした見通し感がありながらも、全体的には艶やかな滑らかさも備えています。
弾力感を失わない精彩な音響再現には、現代音楽を十二分に楽しめるものがあります。
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