cogito ergo sum Michael Alexander Willens指揮

Die Kölner Akademie

(ケルン・アカデミー)


大オーケストラの幻想曲 作品9

ミルトンの「失楽園」による幾つかのパッセージの劇的幻想曲

大オーケストラの幻想曲

英雄交響曲 作品19


2010年録音

レーベル:cpo



演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ジギスムント・リッター・フォン・ノイコム[Sigismund Ritter von Neukomm,(1778-1858)]はオーストリアの作曲家です。

詳しくはHMVの解説をご参照いただきたいですが、メジャーではないのでしょうが、ここに収めtられている楽曲を聴く限り、とても素晴らしい古典派の作曲家だと思います。

実際にはベートーヴェンよりも8歳も年下で、モーツァルトより22歳若い世代の作曲家ですが、その作風はベートーヴェンとモーツァルトの中間に位置するような感触があったりします。

金管、木管楽器の活躍も多く、その点はモーツァルトとは異なる印象ですが、後のロマン派を余り予感させない展開や、構成感の豊かさが、ベートーヴェン以上に古典派様式に立脚していると感じます。

オケは古楽器オーケストラのようで、ヴァイオリンの響きなどに、古楽器ならではの響きが感じられますが、聴いている限りは古楽器古楽器とはしておらず、現代の室内管との距離は少ないと思います。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


活躍する木管群、金管群の響きも素晴らしく、弦楽陣の古楽器の響きにも、とても鮮やかな切れが感じられる録音だと思います。

定位は良く、奥行き感も上々ですが、音の見通しに関しては、完璧な清澄さとは言えませんが、それでも十分素晴らしい音響的な愉悦を与えてくれます。

小編成のオケながら、しっかりとした手ごたえを感じられる厚みのある音響再現で、左右への広がりも違和感のない範囲でまとめられていると思います。


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