cogito ergo sum Marco Pedrona (vn), Ensemble Guidantus


Disk1

第 1番 ホ短調、第 2番 ヘ長調、第 3 番 ト長調

第 4 番 ニ長調、第 5番 ト長調、第 6番 変ロ長調

Disk2

第 7番 イ短調、第 8番 変ロ長調、第 9番 イ短調

第10番 ニ長調、第11番 変ロ長調、第12番 イ長調


2010年録音

レーベル:Indesens



演奏 ☆☆ (評価は5つ星が満点です)


カルロ・テッサリーニ(Carlo Tessarini:1690–1766)はイタリア生まれの作曲家、ヴァイオリニストです。

私は初めて聴く作曲家ですし、詳しい事は分かりませんが、がっつりバロックの協奏曲には、イタリア人らしい明るさと「歌心」があるように感じますが、演奏が...。

とてもプロの演奏家とは思えないと言うのが正直な感想で、その原因の多くはリーダーでありソロを担当するマルコ・ペドローナの技量の拙さにあります。

協奏曲とは言え、そんなに高度な技術を要求されている様な楽曲にも思えないのですが、表現以前の問題で、楽譜通りに弾くのがやっと、いや、テンポや音程がかなり危ういソロに対して、どう合わせたらよいのか他のメンバーも困っているように感じる場面が多々あります。

一生懸命なのは分かるのですが、ちゃんとしたアンサンブルを織り成せていないようにも感じられ、2時間近い演奏に無理に付き合わされた感覚です...。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


古楽器の響きを精細に捉えた録音は、音圧が高いため温度感も押し出し感も高いです。

ソロヴァイオリンへのフォーカスも良く、低音には豊かな膨らみも感じられ、チェンバロの響きにはエッジの効いた煌びやかさがあり、全体的にも音の輪郭は明瞭です。

残響は比較的長く、潤いのある音場を形成していますが、全てのトラックが残響が完全に消え入る前に人工的にフェード・アウトしているのは少し気になります。

録音の良さが演奏の拙さを殊更明確にしているようにも感じます...。


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