Mieczyslaw Weinberg (p)
ピアノ五重奏曲 作品18
1963年録音
弦楽四重奏曲 第 8番 作品66
1961年録音
レーベル:Melodiya
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
作曲者自身をピアニストに迎え、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲でも金字塔的な録音を残しているボロディン四重奏団による演奏と言うのが、このアルバム最大の魅力かもしれません。
HMVの解説や、アルバムジャケットには、オリジナル・メンバーとの表記がありますが、ちょこっとWikiで調べた処、第2ヴァイオリンは3代目、ヴィオラは2代目メンバーのようですが...。
スリリングさが楽しめる緊張感を漂わせながらも、作曲者自身を加えての演奏ならではの、『自家薬籠中の物』を感じさせるピアノ五重奏、ショスタコーヴィチの影響を多分に感じさせる楽曲ですが、素晴らしいです。
ワインベルクのピアノの演奏も、左右の弾き分けが見事で、その技量も十分だった事が伺えます。
弦楽四重奏曲でも、自信満ち溢れるボロディン四重奏団の演奏は素晴らしく、両曲とも熱気を感じさせる良い意味での生々しさが印象的です。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
録音年はかなり古いものですが、リマスタリングが素晴らしいのか、とても良質な録音だと思います。
現代的に洗練された昨今の好録音とは異なり、誤解を恐れずに言えば「攻撃的な」と形容したくなるような音響的な愉悦感があり、音がスピーカーから聴取位置に向かって鋭く放出されてくるかのようです。
しかし、そこに刺々しさはありません。
定位も良く、ピアノ五重奏曲でもピアノの存在が、ちゃんと弦楽陣の後ろに感じられる奥行き感もあります。
生きの良い、そしてとても実在感の高いその再生音には、飾り気のない楽器の持つ本来の響きがあるように感じられたりもします。
ピアノ五重奏曲での最初の方では、若干、ピアノの響きが弦楽陣に対して引けを取っているように感じられる部分もありますが、総じて素晴らしい録音だと思います。
(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)
