cogito ergo sum Paul McCreesh指揮

Rosemary Joshua (S), Sarah Connolly (S),

Robert Murray (T), Simon Keenlyside (Br),

Jonty Ward (B-SD

Wrocław Philharmonic Choir

(ヴロツラフ・フィルハーモニー合唱団)

Gabrieli Consort & Players

(ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ)


2011年、2012年録音

レーベル:Signum



演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


メンデルスゾーン研究家、R・ラリー・トッドの校訂譜と、19世紀当時のソースをベースとして指揮者自身の手で校訂を加えた「マクリーシュ版」を使用しています。

テキストは英語で歌われますが、初めてエリヤを聴いたので違和感はありませんでした。

ここでの演奏は300人を超える合唱、120人を超えるオーケストラにより行われ、そのスケール感は圧倒的と言えるものがあり、楽曲の壮大さをこの上なく楽しませてくれているように思えます。

バッハのマタイ受難曲をリバイバルさせたメンデルスゾーン、かの大曲に一歩を引けを取らない素晴らしい楽曲だと思いますが、演奏も高いレベルで織り成されており、単なる迫力で押してくるだけのものではないと思います。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


セッション録音ながら、迫力と熱気は十二分に伝わってきます。

大編成でありながら独唱、合唱、オケのバランスはとても良く、繊細な表現も描けていると思います。

しかし流石にCDフォーマットには荷が重い編成、楽曲なのか、見通し感はやや悪く、奥行き感に関しても物足りない印象を拭えません。

オルガンの地を這うような低音の響きには、部屋の壁を揺さぶるかのような波動が感じられ、その部分では音響的な愉悦感は凄いのですが、音場はやや平面的でトゥッティでの強奏時には響きの混濁感、手狭さが感じられたりもします。


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