cogito ergo sum David Trendell指揮

London King's College Choir

(ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団)


2011年録音

レーベル:Delphian









演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


グレゴリオ・アレグリ(Gregorio Allegri:1582-1652)はイタリアの作曲家で司祭でもあったそうです。

このアルバムに収められている「ミゼレーレ」が特に有名で、ローマ教皇庁はこの曲の謎めいた霊気を保とうと望んで複写を禁じましたが、システィーナ礼拝堂から持ち出されたのは1770年に当時14歳のモーツァルトがこれを2度聴いて記憶を元に記譜したのが最初と言われているそうです。

恥ずかしながら、この作曲家も有名な「ミゼレーレ」も私は初めて聴いたのですが、ルネッサンス音楽の美しさ、人の声の美しさを堪能出来る楽曲、演奏だと思います。

演奏にもしっかりとした力強さが感じられますが、その強さの中に繊細さもあり、ポリフォニーの妙を上手く表現できているように感じます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


多少の暗騒音は聴きとれますが、楽曲を楽しむに全く問題はなく、長い残響も美しく減衰します。

響きの輪郭や見通し感も悪くはありませんが、鮮やかさは今一歩かも知れません。

左右への広がりや上方向への伸びやかさは十分で、人肌の温度感を感じられる処も素晴らしいと思います。


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