cogito ergo sum David Porcelijn指揮

Aile Asszonyi (S)

Netherlands Symphony Orchestra

(オランダ交響楽団)


2009年録音

レーベル:cpo







演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


1881年にオランダに生まれたヤン・ファン・ヒルセの交響曲は、既に第1番、第2番がcpoからリリースされており、持ってはいますが、私がこのブログを始めるより前に聴いているため、ブログにその記録はなく、どんな楽曲だったのか記憶にありません...。(汗)

4番もcpoから9月にリリースされるようで、ポルセリーン(どうも私はポルセラインという言い方の方がしっくりくるんですが...)&オランダ交響楽団での全集が進められているようです。


さて、この第3番、HMVの解説にもあるように、後期ロマン派の薫りが満載ですが、私にはマーラーの交響曲を彷彿とさせるものがあるように思えます。

ソプラノ独唱が第3.、第5楽章で登場しますが、これもマーラーの第4交響曲を連想されるものがあり、ちょっと調べてみたらファン・ヒルセの第3交響曲は1908年初演、マーラーの第4交響曲は1900年に完成し、その初演は1901年のようです。

マーラーの楽曲が持つ独特の毒を孕んだ暗さや複雑さはありませんので、もっと親しめる気もします。

演奏はマイナーな楽曲を十二分の丁寧さで再現しており、ソプラノの歌唱も力強く、楽曲をより魅力あるものへと導いているように思います。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


温度感も十分ある録音には、木質系の静寂が溢れていて、とてもゆったりと聴く事が出来ます。

木管群の旋律が印象的だったりする楽曲ですが、その音色にも十分なフォーカス感と定位、質感が伴います。

オーケストラ曲としては、やや左右への広がりは物足らない印象もありますし、音の切れや立ち上がりも穏やかな部類と思われます。

はっとするような鮮烈さはありませんが、楽曲を楽しむに不足はない録音だと思います。


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