Wenzel Fuchs (cl), Elisaveta Blumina (p)
2009年録音
フルートとピアノのための12の小品 作品29
Henrik Wiese (fl), Elisaveta Blumina (p)
2010年録音
無伴奏ファゴットのためのソナタ 作品133
Mathias Baier (fg)
2010年録音
フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲 作品127
Henrik Wiese (fl), Nimrod Guez (va), Uta Jungwirth (hp)
2010年録音 レーベル:cpo
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
マイナーと言える作曲家の一人ですが、ワインベルクも好きな作曲家だと言えます。
ショスタコーヴィチの盟友として、ライバルとして、ショスタコーヴィチとは一味違う楽曲を残していますが、編成が大きくなれば少し保守的な、編成が小さくなると割と前衛的な楽曲が多いと感じていましたが、このアルバムに収められている楽曲たちは、マルチヌーを思わせるエスプリを感じさせるものがあったりします。
それは演奏が素晴らしいからそう感じるのかもしれませんが、ちょっと小粋な現代音楽と言った様相で、鋭敏に感じる展開は殆んどなく、後期ロマン派の雰囲気を残しつつ、現代音楽へのアプローチが心地良く感じられます。
柔らかさを感じさせる木管楽器のための楽曲だからかも知れませんね。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
仄かに暗い静寂が木管楽器の柔らかな質感をしっかり伝えてくれる録音だと思います。
無伴奏ファゴット・ソナタでは、少しキーのカチャカチャという音が気にもなりますが、耳障りとまでは言えませんし、ある程度は仕方がないのかもしれません。(クラリネットでも僅かに聴こえます、キーの音)
定位は自然な範囲で明確ですが、小編成でありながらも響きの交差感は十分です。
ピアノの低音部やファゴットでは、もう少し量感のあるタイトな低音を楽しめれば、音響的な愉悦感もより一層高まると思いますが、楽曲としても低音の響きを用いる部分は少ないのかも知れません。
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