Valérie Gabail (S), Katalin Várkonyi (Ms),
Etienne Lescroart (T), Ronan Nédelec (Bs)
Choeur de Chambre des Musiciens du Louvre
(ミュジシャン・デュ・ルーヴル室内合唱団)
La Philharmonie de Chambre
(ラ・フィルハーモニー・ドゥ・シャンブル)
2002年録音(ライヴ)
レーベル:Ligia Digital
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
イタリアの作曲家、ドメニコ・チマローザ(Domenico Cimarosa, 1749 - 1801)も私は初めて聴く作曲家です。
HMVの解説では『モーツァルトとほぼ同時代の作曲家』とありますが、モーツァルトより7歳年上で、ジャン=ルイ・デュポールと同じ歳、ボッケリーニより6歳年下といった世代で、ゲーテとも同じ歳のようです。
HMVの楽曲解説には『今回収録されたレクィエムは厳かで重厚な雰囲気なもの』とありますが、私にはもっと明るく爽やかさすら感じられる楽曲に聴こえます。
小編成の古楽器オケの響きには、質素ながらも華やかさが感じられますし、声楽陣はソロ、合唱とも伸び伸びと楽しげに歌っているようにも思えます。
ライヴとしての疵は見つからない様な演奏ですが、前半は少し管弦楽が合唱に対してボリュームが高く、バランスが取れていないように思えましたが、聴き進めるうちに纏まりが付いてくる印象です。
古典派としてその後のモーツァルトのレクイエムの登場を予感させる様な側面もあり、十分楽しく聴けますが、HMVの解説を信じて『厳かで重厚な雰囲気』を期待して聴くと、ちょっと違うと感じるかも知れません。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
2002年に行われた復活祭音楽祭でのライヴ録音ですが、楽曲を楽しむに不足のない静寂感があります。
暗騒音やステージノイズは確かに聴こえますが、主に楽章間に感じる程度です。
極低音の「ゴトっ」という音も時折しますが、音楽を阻害する事はなく、逆にオーディオ的な楽しさに感じたりします。
音の切れや立ち上がりも見事で、定位はそれほど明確ではないかもしれませんが、オルガンやコントラバスのずっしりとした響きも楽しめる好録音だと思います。
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