ピアノ・ソナタ 第 1番 ホ長調 D.157
ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664
ピアノ・ソナタ 第16番 イ短調 作品42 D.845
2011年録音
レーベル:Piano Classics
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
ミケランジェロ・カルボナーラ、最初にその名前を見た時には少し笑ってしまいましたが...。(笑)
1979年生まれですので、まだ若手と言って良いと思いますが、とても素敵な調べです。
実際のお顔とは異なりますが、彼のピアノの音色には、すっきりとした端正なイケメンを想わせるモノがあり、艶やかな白鍵をイメージしたりもします。
ピアノ・ソナタ第1番はシューベルトが18歳の時に書かれた作品ですが、最終楽章がなく未完。
そんな事は知らずに聴いたのですが、確かに第3楽章でちゃんと終わっている様な印象ではありません。
モーツァルトにロマン派のスパイスを加えた様な楽曲は、若きシューベルトの軽やかで華やいだ雰囲気を感じられますが、それは13番にも言えると思いますし、カルボナーラの軽やかな演奏が殊更魅力的に聴こえる楽曲です。
第16番になると、カルボナーラのピアノにも、少し力感が高まりますが、それでも微かに甘い香りが匂う演奏で、好みによっては重みや深みに欠けると感じられるかもしれませんが、私は好きな演奏です。
因みにピアノはヤマハのCFIIIを使用しています。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
とても粒立ちの良い響きが魅力的な録音です。
ピアノ独奏曲としては左右へワイドに広がった音場再現ですが、不自然さや弛緩した印象ではありませんし、透明度の高さも特筆できると思います。
低音弦の波動などがリアルに感じられるような実在感までは得られませんが、音の見通しもすっきりしていて、華麗とも言えるカルボナーラのピアノの響きを十分堪能できる好録音だと思います。
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