cogito ergo sum Duo Landon

2005年録音

レーベル:MSR


Duo Landonはデンマーク生まれの女性ヴァイオリニスト、Hlíf Sigurjónsdóttirとアイスランドの男性ヴァイオリニスト、Hjörleifur Valssonによるデュオです。

Christophe Landonが1714製のストラディヴァリウスのコピーとして2003年、2004年に製作したヴァイオリンを使用していますので、デュオの名前の由来はヴァイオリン製作者なんだと思います。因みに、Hlíf SigurjónsdóttirはHjörleifur Valssonの先生だとか...。


演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


Wikiによれば、44のバイオリン二重奏曲はヴァイオリン教育家エーリヒ・ドフレインの求めに応じて1931年に作曲された楽曲だそうです。

このアルバムは順番通りには演奏されず、第36番の「バグパイプ」と第22番の「蚊のダンス」が2回演奏されますので、全46トラックとなっています。

絶対音楽あり、標題音楽ありの構成ですが、各楽曲の題名を見ながら聴くと、「なるほど」と思えるものが多いように感じました。

しかし演奏には余り惹きつけられる処がないように思えます。

師弟関係だからか、或いは同じ製作者のストラディヴァリウスのコピー・ヴァイオリンを使用しているからか、その表現や音色、響きが同質に聴こえるので、折角の二重奏の妙が感じられないように思えます。

表現や音色の幅が広いとも感じられず、50分弱と言う収録時間時も拘わらず、少し聴き飽きてしまうような処があったりしました。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


特筆できるのは収録されている音圧レベルの高さで、ボリュームはかなり落として聴く事となりました。

音圧が高い録音は、概して温度感も高く感じますが、この録音もまさにそうで、夏場に聴くには暑苦しいとさえ言えるレベルです。

楽器の質感が感じられる実在感、或いは音場が迫ってくるような立体感はあるのですが、潤い感が足らず、乾燥した静寂を感じる様な側面もあったりします。

又、音場は少し右に偏っているようにも感じられ、決して悪い録音とは言えないと思いますが、聴いていて心地良さも少ないという印象です。


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