cogito ergo sum Roland Wilson指揮

Monika Mauch (S), Constanze Backes (S)

Alexander Schneider (C-T), Markus Brutscher (T)

Harry Van Der Kamp (Bs)

Musica Fiata Köln (ムジカ・フィアタ)

La Capella Ducale (ラ・カペラ・ドゥカーレ)


2009年録音

レーベル:Deutsche Harmonia Mundi





演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


1660年生まれのオーストリア・バロックの作曲家、ヨハン・ヨーゼフ・フックス(Fux, Johann Joseph:1660-1741)が書いた皇帝レクイエムは、エレオノーレ・マグダレーネ皇太后[1655-1720]が亡くなった際の葬儀の為に書かれた作品だそうです。

HMVの解説にもありますが、宗教色の強い荘厳な作品ではなく、もっと身近に感じられる、しかししっかりとキリスト教的な宗教観は感じ取れる楽曲です。

編成はとても小さく、5人のソリスト以外の合唱陣も5人で、オルガンを含めて管弦楽は総勢12人です。

管弦楽は場面によりもっと少ないのですが、兎に角質素な印象です。

バロック音楽の範疇なのでしょうが、私にはルネッサンス音楽のエッセンスが高いようにも感じられ、清澄な人の声の美しさを堪能できる演奏です。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


オルガンが含まれる場合の録音に良くありますが、背景には送風音らしき音が低く聴こえます。

しかしそれはトラック間の静寂に聴こえる程度で、演奏を妨げる様なレベルではありません、

編成なりの音場再現には、確かな温もりが感じられ、この手の宗教曲にしては残響は特別長い訳ではないのですが、(それでも教会で録音されているようです)響きには艶やかな潤い感があります。

定位は殊更明瞭な訳ではないのですが、奥行き感もそこそこ感じられます。


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