Stuttgarter Kammerorchester
(シュトゥットガルト室内管弦楽団)
Lutosławski - 葬送音楽
Bartók - ルーマニア民族舞曲 BB76 Sz.68
(アルトゥール・ウィルナー編曲弦楽合奏版)
Bartók - ディヴェルティメント BB118 Sz.113
Bartók - 2声または3声の合唱曲集 BB111 Sz.103より
Hungarian Radio Children's Choir
(ハンガリー放送少年少女合唱団)
2010年録音
レーベル:ECM
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
ルトスワフスキを理解しているかと問われれば、全く出来ていないかも知れません。
それでも彼の楽曲には何故か魅かれるものがあり、弦楽合奏である葬送音楽も初めて聴いたのですが、とても魅力的な楽曲に思えます。
葬送音楽と言うには、少し不気味なミステリアスさがある様にも思えますが、グロテスクではないために、現代音楽の範疇でしょうが、私には全く抵抗感はなく、オーケストレーションの妙が素晴らしく感じられます。
バルトークの楽曲たちは、ルトスワフスキに比べると、題材がルーマニアの民族音楽だったりするからでしょうか、十分親しみやすく分かりやすいと思います。
ルーマニア民族舞曲もディヴェルティメントも弦楽合奏で、合唱曲集のみ合唱と管弦楽との演奏です。
印象的なのは弦楽合奏の素晴らしさで、編成は小さなものでしょうが、緻密でありながらもボリューム感もしっかりあり、まさに「アンサンブル」を楽しめるものと感じます。
合唱曲集では、少年少女の歌声は、月並みな表現ですがとても清澄さが素晴らしく、それを邪魔せずにしっかりとサポートする管弦楽の演奏も一級品だと感じます。
録音 



(評価は5つ星が満点です)
ECMの録音の素晴らしさには定評があると思うのですが、評判通りの優秀録音だと思います。
鮮やかさがとても高い録音には、はっとするほどの切れが感じられ、音の輪郭はとても明確です。
それが響きの交わりを無機質にする事はなく、却ってオーケストレーションの妙を理解させやすくしてくれてもい、現代的なシャープさですが、とにかく上質です。
チェロやコントラバスのごりっとした量感も見事に捉えた録音には、金属の弦が鈍く光る様さえ感じ取れるようであり、響きの広がりや奥行き感も申し分ありません。
合唱曲集に関しては、楽章間のステージノイズや演奏中の暗騒音も比較的高いかも知れませんが、演奏を楽しむに問題のある範囲ではなく、臨場感を高める効果ともなっているように感じます。
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