cogito ergo sum Rudolf Barshai指揮

WDR Sinfonieorchester Köln

(ケルン放送交響楽団)


1996年録音

レーベル:Alto








演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


高名な指揮者ながら、全く聴いた事がない方々は多いです。

ルドルフ・バルシャイもその一人で、今回初めて聴きましたが、とても素晴らしい演奏ですね。

精緻で丁寧な演奏にも拘わらず、第4交響曲の持つ凶悪さ(デモーニッシュさ)をしっかりと表現しているように感じますし、大袈裟な処は微塵もないのに、とてもダイナミックな展開だったりします。

緊張感の高い切れのある演奏は、まさにショスタコーヴィチの第4番にはぴったりですが、そこに神経質さはなく、デモーニッシュなのに音楽的な世界を形成しているように感じます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


音場はとても広く形成され、奥行き感も十分ある録音です。

定位も明瞭ながら、響きの交わりはごく自然で、音の切れや立ち上がり、輪郭などもかなり明瞭でありながら、無機質な印象を受けない処が素晴らしいです。

音の見通し感も優れていて、背景には木質系の静寂を宿しながらも、第4交響曲を十二分に楽しませる鮮烈さが感じられます。


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