2012年6月 2日(土)
開場13:15 開演14:00
兵庫県立芸術文化センター
KOBELCO大ホール
Chopin - 舟歌 嬰ヘ長調 作品60
Chopin - ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
Schubert - 12のドイツ舞曲 作品171 D.790
Debussy - レントより遅く
Debussy - 喜びの島
Scriàbine - ワルツ 変イ長調 作品38
Liszt - メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
かなり久々にコンサートに足を運びました。
A席でも\2,000という破格のチケット代ということもあり、お客さんはかなり入っていましたね。
さて、1984年ブルガリア生まれのボジャノフ、2010年エリザベート王妃コンクール第2位、同年ショパン国際コンクール第4位の入賞歴を誇り、ショパン・コンクールではかのアルゲリッチが審査員席から禁断の拍手を贈ったとされる逸材なんだそうです。
その堂々としていて力強いピアノの響きには、テクニック的にも何らの不安も感じさせないものがあり、如何にもアルゲリッチが好みそうな切れとスピード感が感じられました。
とはいえ、ショパンやシューベルトでは、ちょっと「造られたロマンティックさ」を感じるところもあり、十分叙情的なのですが、いまひとつ素直さがない様にも感じられ、訴えかけは低いようにも思えます。
彼の持ち味が発揮され出したのは、ドビュッシーからだと思うのですが、洗練された流麗な指捌きが楽曲にとてもマッチしていると感じました。
リストのメフィスト・ワルツは、圧倒的ともいえる演奏で、オーラの宿ったその響きには、聴衆に有無を言わせぬ強さ、エネルギーを感じました。
強靭でいて都会的なセンスに溢れた切れのあるボジャノフ、声部の描き分けも素晴らしく、かなりユニークな魅力があるように思いました。
アンコールには
Chopin - 華麗なる大ワルツ 作品18
Schbert/Liszt - セレナード
Chopin - ポロネーズ 変イ長調 作品53 「英雄」
を演奏してくれました。
セレナードはともかく、華麗なる大ワルツ、英雄ポロネーズはかなり独自の節回しが面白かったですが、技術の高さを印象付けようとしたのか、少しテンポが速すぎて、ちょっとだけミスタッチが目立ったような気もしましたが、それはまぁ、ご愛嬌と言った感じでしたね。
今回のプログラムの殆どの曲を収録したアルバムが近々リリースされるみたいです。
