cogito ergo sum Barry Douglas (p)

2つのラプソディ 作品79より 第1番 ロ長調

7つの幻想曲 作品116より 第4番 間奏曲 ホ長調

6つの小品 作品118より 第2番 間奏曲 イ長調

7つの幻想曲 作品116より 第1番 奇想曲 ニ短調

3つの間奏曲 作品117より 第1番 変ホ短調

2つのラプソディ 作品79より 第2番 ト短調

6つの小品 作品118より 第5番 ロマンス ヘ長調

7つの幻想曲 作品116より 第7番 奇想曲 ニ短調

4つのバラード 作品10より 第4番 ロ長調

7つの幻想曲 作品116より 第3番 奇想曲 ト短調

ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24


2011年録音

レーベル:Chandos


演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


流麗な指さばき、シルキーでソフトなタッチには、上品なロマンティシズムが感じられ、そこには清楚ささえあるように思えます。

しかしブラームスを聴くには、少しサラサラとあっさりし過ぎているよな印象が私にはあり、はっきり言って物足らなさを否めません。

個人的な勝手な思いこみかもしれませんが、ブラームスには内面を深くえぐるかのような、或いは悲痛なまでの叫びが聞こえるかのようなドラマティックさを期待したりしますが、ダグラスのピアノは淡々とした調べで弾き通され、まるでサロンに流れるBGMのように聴こえます。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


演奏が始まった途端、左右に幅広く拡散する響きが印象的な録音です。

しかしながら奥行き感は余り訴求してこず、若干平面的とも思える音場は、スピーカーのやや後ろに形成される様に聴こえます。(スピーカーの奥に音場が形成される印象ですが、奥行き感はないんです...)

音の粒立ちは悪くはありませんが、その輪郭の明確さや表面の光沢感は少ないかも知れません。

「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」では、そこそこの力強さを感じさせたりもしますが、全体的には音響的な愉悦は低く、演奏同様、主張の少ない録音ですが、読書のBGMなどには最適かも知れません。


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