cogito ergo sum Alexander Toradze (p)

Paavo Järvi指揮

Frankfurt Radio Symphony Orchestra

(フランクフルト放送交響楽団)

ピアノ協奏曲 第 1番 ハ短調 作品35

ピアノ協奏曲 第 2番 ヘ長調 作品102

2台のピアノのための小協奏曲 イ短調 作品94

Alexander Toradze (p), George Vatchnadze (p)

2010年録音

レーベル:Pan Classics

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


さすがヤルヴィ、ピアノのアレクサンドル・トラーゼも凄いのですが、早い楽章でのドライブ感は極めて高く、迷いのない弾け具合が見事な快演だと思います。

ただ乱暴なだけの豪快な演奏ではなく、弾けながらもセンスの良い都会的な色彩感を持っています。

第1ピアノ協奏曲は勿論ですが、第2ピアノ協奏曲がこんなにスペクタキュラーに聴こえるのは、かなり珍しくも新鮮で、かと言ってアンサンブルに乱れや綻びもなく、フランクフルト放送響の上手さも光ります。

ただ、第1協奏曲でのトランペットは、少し張り切り過ぎにも感じますし、緩徐楽章での甘美さの不足(特に第2協奏曲でのAndante)を感じたりもしますが、全体的には素晴らしい演奏だと思います。

2台のピアノのための小協奏曲も素晴らしく、楽曲的にもそうなのでしょうが、オーケストラの伴奏が聴こえてくるかのような2台のピアノの演奏には、ショスタコーヴィチの作曲の巧みさを再認識させるものがあります。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


録音も大変素晴らしく、CDフォーマットとは思えないほどの帯域の広さ、自然さがあります。

チェロやコントラバスのゴリっとした響きには十分な量感とタイトさがあり、ピアノには潤いを備えた煌びやかさが感じられ、センスの良い響きを楽しめます。

音の切れ、立ち上がりも鮮烈で、輪郭も明瞭な響きには、オーケストレーションの妙を楽しめる定位の良さ、奥行き感があります。


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