cogito ergo sumHoward Shelley指揮

Orchestra Della Svizzera Italiana

(スイス・イタリア語放送管弦楽団)


交響曲 第 9番 ロ短調 作品143 「四季」

交響曲 第 7番 ハ長調 作品121 「人生の世俗と神聖」

序曲 ニ長調

祝祭行進曲 ニ長調


2011年録音

レーベル:Hyperion



演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ベートーヴェンより4歳若いシュポア、HMVによると『「第九のジンクス」に行く手を阻まれ、交響曲第10番は未完に終わっているシュポア。副題付きの第7番と第9番は、古典派様式から標題音楽へと作風を変化させたシュポア後期の2大傑作』との事ですが、確かに単なる古典派の音楽から、ブラームスやシューベルトを想わせるロマン派的な萌芽が感じられます。

演奏も丁寧で、アンサンブルにもまとまりがあり、構えずに楽しめるアルバムだと思います。

しかし、楽曲の魅力は、数多の名曲が犇めくこの時代のものとして、余り特筆すべきところがある様には感じませんでしたが、それは私の聴き込みが浅いからかも知れません。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


左右への広がりとそのバランスが好ましい録音で、定位は明瞭な部類だと思います。

奥行き感もCDフォーマットとして不足はなく、弾力感のある低域にも音響的な愉悦も感じられます。

音の見通しや切れ、立ち上がりも悪くはありませんが、取り立てて鮮烈とは言えず、決して悪い録音ではないのですが、何かを訴求してくるようなものもないように感じます。


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