2010年録音
レーベル:Aulis Subtilis
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
ドイツ、聖ラウレンティウス教会のオルガンで演奏されたゴルトベルク変奏曲です。
オルガンで演奏されるゴルトベルク変奏曲を聴くのは初めてなのですが、鍵盤から指を離してしまうと響きが止まってしまうオルガンの特性が、ゴルトベルク変奏曲には余り良い方向で作用していないようにも感じます。
HMVによると、オルガニストのフルネームは、フランス・ヴィルフリート・プロムニッツ・フォン・プロムニッツァウと言うんだそうですが、ストップも駆使して、多彩な音色で楽曲に取り組みますが、これも余り成功しているようにも思えません。
第16変奏、第30変奏などはオルガンならではの壮大さが楽しめる演奏ですが、最終のアリアの再現部は、少しづつ尻すぼみな演奏で、最後には途中で演奏を止めてしまっているように思えるのですが...。
その後、一言肉声が録音されていますが、何を語ったのかは私には分かりません。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
オルガンの録音で良く感じられる背景の送風音がここでも良く聴こえますが、これ自体は演奏を楽しむのを阻害しているとは感じません。
楽曲間のストップを切り替える音だと思いますが、これも良く聴こえ、第15変奏と第16変奏の楽曲間には、かなり長く、そして明瞭なガタガタ音が記録されていますが、これも意図的なのでしょうか...。
重低音の圧倒的な音圧は、オルガンならではの素晴らしい音響的な愉悦がありますが、全体的には少し中途半端な処が否めない録音で、これは恣意的にも思えるストップ操作に因る音色の変化を狙いすぎたからだとも思います。
(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています。)
