Boris Petrushansky (p)
5つの前奏曲 作品2
3つの幻想的な舞曲 作品5
ピアノのための10の小品 「格言集」 作品10
バレエ音楽 「黄金時代」 作品22より ポルカ
24の前奏曲 作品34
人形の踊り (7つの子供の小品) 作品91c
2003年録音
レーベル:Piano Classics
ボリス・ペトルシャンスキーによるショスタコーヴィチのピアノ独奏曲全集のDisk1です。(全集は5枚組ボックス)
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
HMVの解説に拠れば、ボリス・ペトルシャンスキーは、1949年モスクワ生まれという旧ソ連育ちのピアニストで、後にイタリアに帰化してるんだそうです。
冷静さを保った演奏には、少し冷たさと硬質感がありますが、それは心地の良い感触だったりします。
派手さや奇抜さはありませんが、単に音符をなぞっているだけの演奏とは全く異なり、交響曲などからは想像できないショスタコーヴィチのナイーヴさ、或いはロマンテックな側面を十分理解、把握した上で、端正な響きで聴かせてくれているように感じる演奏です。
ショスタコーヴィチのピアノ独奏曲では代表作と言って良い24の前奏曲もオーソドックスな中に作曲者の想いへの真摯なアプローチが感じられますが、人形の踊りが特に素晴らしい演奏だと思います。
録音 



(評価は5つ星が満点です)
新しく導入したケーブル、8N-A2080Ⅲ Evolutionも少しずつこなれてきているのか、とても「静寂」を感じる録音ですが、実在感も高いです。
高域に少し先鋭さを残しますが、美しい残響をその周りに纏いスピーカーの幅通りに現れるピアノの音場には、音域に因る定位も見事で、音の粒立ちも良好です。
音の輪郭や切れ、立ち上がりも素晴らしく、これも新しいケーブルの恩恵でしょうか、オーディオ機器全体のグレードが上がったかのような印象すらあります。
メインシステムから退役間近のC-800fですが、ここに来てとても素晴らしい再生音を堪能させてくれていますが、これが録音の良さに起因するのか、バイ・アンプ・モードで聴いているからか、或いは8N-A2080Ⅲ Evolutionの凄さなのか、ちょっと分からなくなってきました...。
(下記画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています。)

