cogito ergo sum Carolin Widmann (vn), Alexander Lonquich (p)


幻想曲 ハ長調 D.934

華麗なるロンド ロ短調 D.895

ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574


2010年録音

レーベル:ECM






演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


1976年ミュンヘンに生まれたドイツ人女性ヴァイオリニスト、カロリン・ヴィトマン。

私は初めて聴くヴァイオリニストですし、楽曲も全てお初のものばかりなのですが、シューベルトの華やいだ一面を思い切りのよい響きで聴かせてくれているように感じました。

ピアノのロンクィッヒとの息もぴったりですが、彼は1960年生まれのようです。

ヴィトマンと同じドイツ人ですが、やはり一回り以上の年齢差があるからか、柔らかくヴィトマンのヴァイオリンを包み込むような様相が感じられ、年齢的な背景を知らなければ、良い意味での女性的な優しさがあったりしますし、ヴィトマンの思い切りの良さには多少男性的な処が感じられたりもします。

しかしそのバランスは整っているとも言って良く、楽曲に感じられる華を一層盛り上げていると思います。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


録音には定評があるらしいECMレーベル、流石の仕上がりだと思います。

漆黒を思わせる完璧な静寂を背景に、切れのある音の立ち上がりが美しいヴァイオリンの音色と、潤い感が高いピアノの響きが十分な奥行き感とともに楽しめます。

音の輪郭そのものは良いとは思いますが、ピアノには潤い感がある分、多少音の粒立ちを相殺している印象もありますが、決して不明瞭と言う訳ではありません。


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