cogito ergo sum Uwe Grodd (fl)

Martin Rummel (vc)

Christopher Hinterhuber (p)


フルート三重奏曲 第16番 ニ長調 Hob.XV.16

フルート三重奏曲 第15番 ト長調 Hob.XV.15

フルート三重奏曲 第17番 ヘ長調 Hob.XV.17


2010年録音

レーベル:Naxos




演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


HMVの解説には『ちなみに第16番の冒頭は、あの有名なモーツァルトの作品にそっくりです。』とありますが、私にはここに収められたすべての楽曲がモーツァルトを彷彿とさせる様相に聴こえます。

とても軽やかで楽しげ、そして他意のない無邪気さに溢れている楽曲は、理屈抜きで親しめるものです。

モダン楽器でのここでの演奏も、その楽しさは十二分に感じられますが、下手をするとBGMになってしまうような処もあり、それは良い事でもあるのでしょうが、「観賞」をするには、もう少し何らかの掘り下げる様なアプローチが必要なのかもしれません。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


全体に音場は右に少しだけ偏っているように聴こえます。

チェロはやや右に孤立したかのような定位で現れ、ピアノ、フルートが中央に現れますが、奥行き感が余りないのと、音の輪郭がそんなに明瞭ではないために、ピアノとフルートの響きに混濁感があります。

その混濁感は音場的な意味でそうであり、実際に聴こえる響きに濁りなどがあるわけではないのですが、結果的にも音の見通し感は余り良くありません。

とは言え、酷評するほどの録音ではなく、気さくなフルート三重奏曲を気軽に楽しむには何らの不満不足はない録音だとも思います。


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