cogito ergo sum Edward Gardner指揮

BBC Symphony Orchestra

(BBC交響楽団)


交響的変奏曲

ピアノ協奏曲 Louis Lortie (p)

パガニーニ変奏曲(ピアノとオーケストラ版) Louis Lortie (p)

交響曲 第 4番


2011年録音

レーベル:Chandos



演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ガードナー&BBC響のルトスワフスキの管弦楽作品集 Vol.2で、彼らのムジカ・ポルスカ(ポーランドの音楽)シリーズの第3弾です。

うっかり第2弾の『管弦楽伴奏付き声楽作品集』は未購入ですが、ここのアルバムで聴ける完成度の高い演奏と興味深い楽曲の魅力を考えれば、第2弾も購入する価値は十分ありそうです。

ルトスワフスキの楽曲は余り聴いていないのですが、交響的変奏曲など、ストラヴィンスキーの春の祭典を彷彿とさせるような色彩感と楽しさがあり、ピアノ協奏曲にはラウタヴァーラを連想させる心地良い揺らぎが感じられたりしますが、決して亜流の域ではなく、それほど多才な作曲家なんだろうと思います。

パガニーニ変更曲も、有名なラフマニノフの楽曲に負けない華麗さを感じますし、交響曲には独自の重みとリズムが楽しめます。

演奏もとても洗練されていて、間違いなく現代音楽の範疇にはいるであろうルストワフスキのこれらの楽曲をとても心地よく、そして興味深く聴かせてくれ、協奏曲、パガニーニ変奏曲でのロルティの流麗な指さばきが、楽曲の魅力を盛り立てていると思います。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SACDハイブリッド盤です。

フォーマットの素晴らしさを十二分に発揮している録音には、とても鮮やかで切れのある響きが感じられます。

定位も明瞭で、奥行き感も特筆できるほど素晴らしく、左右への広がりも素晴らしいレベルだと思います。

迫力を誇示するかのような印象は与えませんが、しっかりした音の輪郭が複雑な楽曲を分かりやすく聴かせてくれる好結果ともなっていて、全体的な潤い感にも、音の粒立ちにも文句のない仕上がりだと思います。


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