cogito ergo sum Hermann Max指揮

Rheinische Kantorei

(ライニッシェ・カントライ)


6つの歌曲 作品10

6つの歌 作品57

詩編第116番 作品34

感謝祭に寄せて(典礼のための歌 第5部) 作品99

4つのコラール・モテット 作品102


2010年録音

レーベル:cpo


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)はオーストリアの貴族・作曲家・指揮者・音楽教師だそうですが、彼もまた私にとってはお初の作曲家です。

6つの歌曲 作品10は、高校の音楽の授業で歌われそうな雰囲気のある楽曲ですが、それ以外はロマン派と言うよりも、バロック、古典派を印象付ける様相です。

Wikiに拠れば、

『当初はワーグナーの音楽に耽溺したが、バッハ研究を通じて古典派音楽に強い愛着を示すに至り、1874年にバッハ研究者(音楽学者)フィリップ・シュピッタとともに、ライプツィヒ・バッハ協会を創設。これはバッハのカンタータの復興に関係する組織であった。』

とあり、宗教曲がバロックっぽいのは或る意味当然なのかもしれません。

かなり練習を積んだであろうと感じられる合唱には、楽曲がとても身近に感じられる親しさがあります。

クレジットによると、ソプラノ6人、アルト6人、テノール6人、バス6人による合唱団の様ですが、聴こえる様はもっと少人数のような繊細さがあります。

ただ、全曲を通じて、バスの量感が低く、結果アンサンブルの土台が強固でないようにも聴こえたりします。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


音場は少し中央に集まり気味で、定位もきっちりかっちりと言った印象ではありません。

ア・カペラの演奏にしては残響は余り長くは響かないのですが、その割には残響が音の見通しを阻害しているかも知れません。

ただ静寂感には抜群のものがあり、奥行き感も感じられます。

目の前で歌われていると感じられる程の実在感ではありませんが、仄かに暖かさも感じる録音です。


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