cogito ergo sum

Mikhail Pletnev指揮

Russian National Orchestra

(ロシア・ナショナル管弦楽団)

交響詩 「オルフェウス」 S.98

交響詩 「英雄の嘆き」 S.102

2011年録音

レーベル:Sony Classical

マツーエフとプレトニョフ&ロシア・ナショナル管の、ピアノ協奏曲と、交響詩、「オルフェウス」、「英雄の嘆き」との2枚組CDのDisk2です。

Disk1 ピアノ協奏曲 第1番 / 第2番 / 死の舞踏

もご参照ください。


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


収録時間は2曲で35分弱、「オルフェウス」などは12分半の演奏時間なので、どうしても「おまけ」的にも見えるカップリングですが、なかなかどうして、堂々とした演奏です。

一般に交響詩の始祖とされるリストですが、恥ずかしながら私はリストの交響詩を初めて聴きました。

「オルフェウス」は余りにも短く、ちょっと聴き応えがないとも感じましたが、「英雄の嘆き」は低音の魅力満載の若干スペクタキュラーな楽曲です。

構成の妙やオーケストレーションの巧みさを強く訴えかける様な側面は少なく感じましたが、自信満々のプレトニョフとオケの演奏には、これまた22分強の短い楽曲ながら、ロシア随一のヴィルトゥオーゾ・オケとの認識を再度持たせるに十分なものがあります。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


盤石の静寂を背景に、すっきりした見通しの良さ、立派な奥行き感で音場を再現しています。

低音域の波動や量感もタイトながらも十二分で、SACD並みの音響的な愉悦を感じる事が出来ます。

定位もすこぶる良いのですが、変に音場が纏まってしまうような事もなく、左右への広がりも文句のない範囲。

弦の滑らかさや潤い感が今一つかもしれませんが、CDフォーマットとしては特筆できる出来栄えの録音に感じます。


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