キティちゃん(>_<)貸出試聴機Corusで聴いていますので、評価はいつも以上に当てになりませんキティちゃん(>_<)


cogito ergo sum Isabelle Faust (vn)

Claudio Abbado指揮

Orchestra Mozart(モーツァルト管弦楽団)


Berg - ヴァイオリン協奏曲 「ある天使の思い出に」

Beethoven - ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61


2010年録音

レーベル:Harmonia Mundi



奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


イザベル・ファウスト、実に堂々とした演奏です。

ベルクの協奏曲は、他にはシュタインバッハーしか聴いた事がありませんし、余り掴めてもいない楽曲ですが、その力強いヴァイオリンの響きに魅せられます。

そしてファウストにとって2度目の録音となったベートーヴェン、私は2006年にビエロフラーヴェク&プラハ・フィルハーモニアと入れた最初の演奏は聴いていませんが、ピアノ用に編曲した際に、ベートーヴェン自身が書いたものに基づいているらしいカデンツァもユニークに聴こえますし、第2楽章の微小な表現を多用したアプローチもかなり印象に残ります。

しかし目新しさやユニークさが決して目的ではないと思わせる自信が、既にオーラとして感じられるファウスト、オケも十分の鳴りっぷりですが、ファウストの存在感はとても強く、決然とした強さとしなやかさを備えた素晴らしい演奏だと思います。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


温度感も実在感も高い録音には、相応の迫力すら感じられ、とても力強さを印象付けます。

残響は長い方だと思いますが、それを綺麗に身にまとうかのような雰囲気を醸し出すのがCorusの特徴かも知れません。

その分、少し音の輪郭や粒立ちには物足らなさが残りますが、切れや立ち上がりは十分で、左右への広がりも、上方向への伸びやかさもとても素晴らしいです。

定位も明瞭で、ヴァイオリンへのフォーカスも申し分ありませんが、多少オケを圧倒するかのような印象もあったりします。しかししれはファウストの力量かもしれません。


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