Laurence Dean (fl), Bernward Lohr (cemb&fp), Anne Röhrig (vn)
フルート協奏曲 ホ短調
フルート・ソナタ ト長調
フルート協奏曲 イ長調
ヴァイオリン・ソナタ ト長調
フルート協奏曲 ト長調
2002年録音
レーベル:Christophorus
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
バッハとハイドンの間に位置するフランツ・ベンダ、バロックと古典派とを繋ぐ存在だそうですが、やはり私にはバロックよりに聴こえます。
しかし、がっつりバロックに感じない処が古典派の先駆けと言われる所以でしょうか。
バロック音楽と言うと、例え宗教曲でなくても私はキリスト教的な雰囲気を感じる事も多く、どことなく荘厳な側面があったりするのですが、ベンダの楽曲にはもっと親しみのもてる近づきやすさがあるように感じます。
このアルバムの構成も面白く、ホ短調とト長調協奏曲では通奏低音にチェンバロが用いられていますが、フルート・ソナタ、ヴァイオリン・ソナタ、そしてイ長調協奏曲ではフォルテピアノが用いられていて、趣の違いが楽しめます。
フルートはフラウト・トラヴェルソですが、弦楽陣はモダン楽器を使用しているように思います。
演奏には煌びやかさがありながらも肩肘張った大仰さがなく、優しさと楽しさを感じさせてくれる演奏です。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
とても鮮やかな音の切れ、立ち上がりが楽しめる録音で、チェンバロの音色などはかなり煌びやかです。
ソナタでは両曲とも若干音の見通しに翳りが感じられるものの、全体的には適度な残響が上品な煌びやかさと相まって、とても美しい響きを届けてくれます。
低域の量感が少し物足らない気もしますが、上方向への伸びやかさも上々で、特に最後のト長調協奏曲などは左右への広がりもかなり感じられる好録音だと思います。
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