Vladimir Ashkenazy指揮
Sydney Symphony Orchestra(シドニー交響楽団)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
憂鬱なセレナード 変ロ短調 作品26
ワルツ・スケルツォ 作品34
なつかしい土地の思い出 作品42
Vladimir Ashkenazy (p)
2010年録音
レーベル:Onyx
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
遂にエーネスがチャイコフスキーのコンチェルトを録音してくれました。
強靭で艶やか、そして完璧なテクニックで聴かせてくれるエーネス、流石の演奏としか言いようがありません。
目を見張るような鮮やかな演奏ですが、安心して聴いていられる技術的な裏付けが感じられます。
アシュケナージの指揮も、そんなエーネスの力強い演奏に負けないしっかりとしたものです。
とは言え、少しオケには力みが感じられ、強靭なヴァイオリンの響きと濃厚なオケの演奏は、やや脂っこいと言うか、ヴァイオリン協奏曲以外にも2曲もそんな演奏を聴くと、「お腹いっぱい」という印象もあります。
アシュケナージのピアノとのデュオとなる「なつかしい土地の思い出」は、強めのメインに対してのデザートとして収録されたのかもしれませんが、これもそんなに爽やか系ではないので...。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
シドニーのオペラハウスで収録されたらしいですが、残響音がとても美しく、艶やかな演奏に一層の華を与えているように感じられます。
音の見通しも良く、低域も締りがありながらも十分な量感で、かなりの優秀録音だと思います。
上方向への伸びやかさに関しては、弱冠物足りませんが、ヴァイオリンへのフォーカスもしっかりしていながらも、オケとの響きに正に協奏的な交わりを見せます。
オケもヴァイオリンも響きの輪郭がしっかりしているので、音の切れや立ち上がりにも鮮烈さがあります。
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