London Symphony Orchestra
(ロンドン交響楽団)
1877/8年ノヴァーク版第2稿
2011年録音(ライヴ)
レーベル:LSO
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
ハイティンクらしいと言うか、彼が非凡なる中庸と賞されている事を納得させるに十分な演奏だと思います。
ややゆったり目の演奏ですが、スケール感の演出を意図していないにも拘わらず、必要かつゆき過ぎない壮大さが感じられ、ロマンティックを安心して、そしてゆったりと楽しませてくれます。
どちらかと言うと大人の演奏で、目新しさなどは皆無と言って良く、その意味では既に膨大な録音が残されている楽曲に対して、新たな切り口で魅せる演奏ではないように思えます。
しかし、却ってそのスタンダードさが貴重な新録音なのかも知れません。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
SACDハイブリッド盤ですので、その自然な音場展開はSACDフォーマットならではと言えると思います。
しかし、音場形成の面では左右や上方向への広がりは余り感じられず、音の粒立ちも並程度。
見通し感は良いものの、鮮やかさが全体に不足しているように感じられ、音の輪郭や切れ、立ち上がりにも物足りなさを否めません。
ライヴとしては十二分な静寂が感じられ、ステージノイズも聴衆ノイズも皆無なのですが、音響的な愉悦を提供するような録音でないと感じます。
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