cogito ergo sum Quatuor Élysée


Rachmaninov - 弦楽四重奏曲 第 1番

Tchaikovsky - 弦楽四重奏曲 第 1番 ニ長調 作品11

Rachmaninov - 弦楽四重奏曲 第 2番


2011年録音

レーベル:Ligia Digital






演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ラフマニノフの弦楽四重奏曲は、第1番、第2番とも2楽章しかなく、未完の作品だと思います。

完成されなかったと言う事もありますが、ラフマニノフの魅力である「華」を余り感じられない印象もあります。

1995年に設立されたエリゼ四重奏団はロシアとフランスのメンバーからなるようですが、良くは分かりません。

とても真面目に一生懸命の演奏である事は確かですが、少し肩に力が入り過ぎのようにも聴こえます。

それはチェイコフスキーの四重奏曲で顕著に感じられます。

熱意は分かるのですが、技術に不足はなく、徒に抒情性を強調しているとも思えませんが、もう少し楽曲と演奏そのものとを楽しむ様相があった方が、心地良く聴けるのではないかと思ったりします。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


実在感が高く、温度感も緊張感も十分伝わってくる録音です。

ただし、奥行き感は少し狭く、上方向への伸びやかさも今一歩なので、強奏時には響きの交わり方に整理されていない手狭な印象を受けます。

定位は悪くなく、チェロの低域にも好ましい量感が得られますが、2011年と言う録音年を知らなければ、少し古い演奏、録音のように感じてしまうような雰囲気が背景にあったりします。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)